今日は11月9日。
青森県はそろそろ雪。
タイヤ交換の季節になりました。
気温が下がってしまったので、今年のいきものシーズンはもう終わりですね。
なので、今年つかまえたいきものをランキング形式でまとめたいと思います。
自分の中でのレア度とやりきった感で順位をつけています。
第1位 ヒガシニホントカゲ
かなへび好きにとっては、どうしても無視できないニホントカゲ。
不思議なことに、青森県では発見例が非常に少ないです。
環境の変化で生息数が減ったのか、生息しているけど誰も気に留めないから報告がないだけなのか・・・
かなへびの生息ポイントでも出会えなかったので、図書館で文献をあさりました。
そして、ようやく。
同じトカゲでも、かなへびと全然違う。
今でもなついてくれなくて、なかなか姿を見せてくれないトカゲくん。
尻尾のブルーがステキすぎなんです。
第2位 アカハライモリ
これも我が家にとって、あこがれのいきもの。
ガサガサはよくやりますが、一度も見かけたことがない。
目撃例のあるポイントに2時間遠征して、ようやく見つけました。
ぽてっとしたまっかなおなか。
しかも動きがのんびり。
見てて飽きないんですよね。
ちなみに、アカハライモリの北限は下北半島らしいです。
アカハライモリにはフグと同じテトロドトキシンという毒があるそうです。傷がある手で触ったり、触った手で目をこすったりしないように注意しましょう。とは言え、触った後ハンドソープで手を洗えば、心配しなくて大丈夫です。
第3位 シュレーゲルアオガエル
ある日、一家で市外に外出した時のこと。
コロナなので、お弁当を公園で食べることにしました。
植え込みの木に、なんか違和感が・・・
キレイなきみどり色のカエルでした。
コロナでなければたぶん立ち寄らなかったと思います。
たくさん蚊にさされましたが、とてもラッキーでした。
むつ市内で採集したオタマジャクシも、成長したらシュレーゲルになりました。
第4位 トウホクサンショウウオ
オタマジャクシをつかまえに、山に行った時のこと。
「オタマジャクシじゃないいきものがいる!」と、息子の声。
野生のサンショウウオなんて生まれて初めて見たので、ぼくも大人げなく興奮してしまいました。
しかも市内にいるとは・・・
一見ただの水たまりのようなんですが、山にたまった雪どけ水や雨水が常時流れているようです。
夏でもひんやり感じる水温でした。
サンショウウオの同定は難しそうなので、いろいろ調べました。
青森県には、「トウホクサンショウウオ」と「クロサンショウウオ」しか生息していないそうです。
また、下北半島には「クロサンショウウオ」は生息していないそうです。
なので、消去法でトウホクサンショウウオだと思っています。
第5位 シラキトビナナフシ
昆虫好きの息子たちにとって、あこがれ昆虫のひとつ。
それがナナフシ。
ぼく自身、一度も見たことがなかった昆虫です。
そもそも青森県での発見例はごくわずかなようです。
番外編
ヒダリマキマイマイ
一般的なカタツムリは、時計まわり(ひらがなの「の」の向き)に渦を巻くそうです。
その反対方向に渦を巻くカタツムリを「ヒダリマキマイマイ」と呼ぶそうです。
「ナンブヒダリマキマイマイ」だと思っていましたが、ネットには「ムツヒダリマキマイマイ」という名称も。
同一種の別称なのか、まったく別の種なのか・・・
あとで勉強します。
たぶん他県であまり見かけない種なので、とりあえずラッキー!
キイトトンボ
これは遠征先の水辺でつかまえたものです。
こんなド派手な色だと、すぐに目立って標的にされそうなものですが。
不思議です。
飛び立たなければ、草に擬態できるということなんでしょうね。
ギンヤンマ
日本最速のトンボ。
こちらも遠征先でつかまえました。
人生初。オニヤンマは捕まえたことはあるけど、ギンヤンマはないので子どもの頃からのあこがれトンボです。
過去に何度か失敗した経験を踏まえ、つかまえたい気持ちを悟られないように、ギンヤンマから視線を切って網を振ったらつかまえることができました!
おなかの部分が青いので、オスだそうです。(息子から教えてもらいました)
かなへびは2021年なので、ランキングに入れませんでした。
興味のある方はこちらもご覧ください。
2023年の目標
今年は、会いたかったいきものに結構出会えたと思います。
ただ、何度挑戦しても、一度も見ることができなかったいきものがいます。
それは「ウスバカマキリ」
全国的にもレアなようです。
よし、来年こそがんばるぞ!
本当はニホンヤモリも見てみたいです。
東北地方が北限らしいのですが、詳細はわからないまま。
ただ、少なくとも青森県には生息してないらしい。
しばらくはガチャで我慢しようかな・・・
コメント
コメント一覧 (2件)
二月、寝室の窓に稲穂模様のスガがはる家の風呂壁に、アカハラがいました。真っ赤というより干柿っぽい色。でも写真のよりは赤っぽいかな…どこから入ったか知らないけど、それを小さい妹と素手で捕まえて、近くの小さな川?ドブ?で泳がせていました。だから眼が悪くなったの?
今思うと、あの頃は内(うち)と外(そと)の境界が今よりずっと曖昧で、身近でいろんな生き物に触れていたし、というより、それが生活でした。一度、アオダイショウが居間にはいって来たときはさすがにドン引きしましたが。
今の家は高気密高断熱で、外壁は完璧に内と外を隔て、雑草が生えないようにコンクリートをうって人の快適さを守っています。でも、その代わりに失った物も何かあるのでは?と考えてみると結構それはデカイかもしれませんね。
P.S 子供のころは逆に一回り小さなギンヤンマしか捕まえられなくてオニヤンマに憧れていました。
家にイモリが来るなんてうらやましいです。
生き物や草花に触れていると、自分もまた自然の一部なんだなと感じることができますよね。
自然を大切にするだけでなく、自分の存在を確かめるという意味でも大切なことかと思っています。
内と外を隔ててしまったことで、感性や文化など、気づかないうちに失ってしまったものもあるんでしょうね。
でも、それをもう一度取り戻すことができれば、地方で生きることの価値が見つかるかもしれません。