シュフのメリット・デメリット

シュフのメリットデメリット

シュフになり、1年が経ちました。

そのメリット・デメリットについてまとめてみたいと思います。

会社勤めに悩んでいるみなさんのお役に立てればうれしいです。

カナヘビ

通算14年間地方公務員をやっていました。
今は妻が働きに出て、ぼくが家事をやっています。

目次

シュフのメリット

子どもといる時間が増えた

シュフになった目的でもあったわけですが、子どもといる時間が増えました。

公務員時代は、深夜子どもが寝た後に帰宅、週末も仕事で遊ぶヒマなんてほとんどなかったです。

(夜中に帰宅してやっと寝た赤ちゃんを起こした、と今でも妻に嫌味を言われます)

今は、平日の放課後も遊ぶことができます。

夏休みなんかまさにうれしさ地獄です。

子どもからすると、友達のような感覚のようです。

夏休みのある日。

午前中に公園でかなへびとり、午後は海で釣り、夜はカブトムシとり。

合間にゴハンの準備。

マジで疲れます。

楽しいことがあれば一緒に楽しめる。

うれしいことがあれば一緒に喜べる。

子育てで、これより大事なことってないんじゃないかな、と思います。

子どもの話を聞いてあげられる

子どもといる時間が増えた分だけ、子どもの話を聞いてあげることができるようになりました。

子どもには子どもなりに話したいことがあります。

仕事で疲れていると、どうしても「あとにして」と言ってしまうことがありました。

聞いてほしい時に聞いてもらえないって、子どもにとってはストレスになっているような気もします。

今では話しかけられた時に何でも聞けるので、

どんなことに興味を持っているのか、

どんなことを心配してるのか、

よりわかるようになりました。

親にとっては「そんなこと」と思うようなことでも、子どもにとっては重要なことだったりもしますよね

子どもに自由な時間を与えられる

共働きの時は、子どもを学童保育に入れていました。

学童保育はつまらない。それが正解だと思います。

話を聞いて親がそう思うので、実際に行っていた子どもは、もっとそう感じていたと思います。

夏休みだって、毎日、外遊びもできず狭い教室に閉じ込められるわけです。

眠くもないのに昼寝させられたり。

たぶん、大人側の管理しやすいさが重視された結果なんだと思いますが。

1学期がんばって学校に行ったのに、夏休みさえ自由にできないなら、

「学校なんてもう行きたくない」ってなって当然かなと思います。

だからと言って、自由な時間に宿題をやるわけでもないんですが、

楽しくない毎日より、テストの点数が悪くても毎日を楽しむことの方が大切かなと思っています。

学校はスマホやPCの見すぎを嫌がりますが、授業より生物系youtuberの方がはるかに勉強になったりもしますよね。

夫婦ゲンカが減った

夫婦ゲンカは少なくなりました。

理由は2つあると思っています。

1つ目は、そもそものケンカの火種が減ったこと。

例えば、子どもが急に熱を出した時。コロナで学校が臨時休校になった時。

夫婦どっちが仕事を休むかでケンカになりませんか?

このケース、シュフだとそもそもケンカの火種になりません。

仕事、家事、子どものこと、などについて役割分担が明確になったことで、火種そのものが減ったので、ケンカが起こりにくくなりました。

夫「今日は大事な会議があるんだよ!」

妻「私の仕事は大事じゃないってこと?!」

みたいなケンカがなくなります。

2つ目は、ぼくのストレスが少なくなったこと。

当たり前の話で、共働きだと夫婦ともにストレスを抱えて帰ってきますので、イライラしやすいし、どんどんエスカレートしやすいです。

今は、ぼくが折れればいい。ひと言ふた言、言いたいことをぐっと飲みこめばいい。

カナヘビ

「言いたいことを飲み込む」なんて言うほど簡単じゃないです。
ゴメンナサイ。
シュフでもストレスはあるのでケンカはします。
何でも笑って受けとめるスポンジ・ボブみたいになりたいです。

料理がうまくなった

ゴハンは極力手作りしています。

毎日料理しないといけないので、やむを得ず試行回数が増えたことで経験値が上がったってことですね。

もともとレベル1からのスタートなので、やった分だけ成長している感じです。

ハンバーグ、からあげ、トンカツ、アジフライ、シチュー、肉じゃが、などの定番メニューはマスターしました。

最近の自信作は、青森県の郷土料理「せんべい汁」です。(具材を切って煮るだけですが)

魚をさばけるようになったのが一番うれしいです。

子どもが「自分で釣った魚を食べたい」というので、スマホを見ながら練習しました。

アジのぜいごをとるなんて知りませんよね。

遊びの下見ができる

いきものをつかまえたり、釣りをしたりするのは楽しいです。

でも、突然「かなへびをつかまえにいきたい!」と言われても、そもそもどこにいるのかすらわからないですよね。

かと言って、やみくもに出かけて、手ぶらで帰るのもなんかくやしい。

また、釣りの場合は、釣れるかだけじゃなく安全性も気になるところです。

シュフになると、事前にポイントの下見ができるようになります。

なので、遊びに出かけて手ぶらで帰る確率が下がります。

成功体験が積み重なるので子どもがアウトドアを楽しむ機会がますます増えます。

かなへび

「オレはお父さんより釣りがうまい!」みたいな

結果として、自然に対する興味がどんどん広がります。

都会のように博物館や美術館があれば、目的のものをいつでも見ることができるので、親はついていくだけでいいと思います。

でも、自然の中のいきもの相手だとそうはいきません。

過保護と言われるかもしれませんが、自分の時間を子どもに投資している感覚で下見をしてます。

出会えるいきものは、場所だけでなく、季節、天候、気温、時間帯によっても異なります。その時その時で変わりますので、大人も楽しいですよ。

シュフのデメリット

自分の時間がとれない

シュフって1日家にいるから、自由に時間を使えるイメージがあったんですが・・・

実は、自由な時間は「子どもが学校に行っている間」しかないんです。

じゃあ、その間をすべて自分のために使えるかというと、そうでもない。

料理、洗濯、掃除、買い物、生き物の世話・・・

全部終わって空いた時間に本を読んだり、ブログを書いたりしています。

でも、子どもたちが帰ってくればまた家事が増えるので、結局寝るまで何かやっています。

サラリーマンは、タスクをひとつこなすごとに、ひと区切りついたって感じもあるし、達成感もある。

シュフの場合、ひとつひとつの作業のボリュームは少ないけども、それが全然なくならない感じ。

やってもやっても次々出てくる。

サラリーマンは、土日に自分の時間をつくれますが、シュフはこのサイクルが週7。

たしかに自分のペースで休憩も入れられるんですが、それでもなぜか毎晩ぐったりなるくらい疲れます。

(睡眠時間も、仕事をしていた時と大差ないんですよね)

ぼくの場合は小学生2人です。

これが赤ちゃんだと、自分の時間なんて、赤ちゃんが寝ている間のほんのわずかな時間しかないんだと思うんです。

これをやってきたママさんたちは、ホントすごいなと思います。

仕事モードと家事モードの切り替えが難しいのもツライです。

ブログの作業がいい感じに進んでいるのに、気づいたら子どもの下校時刻になっていたり。

人と話す機会が激減

以前仕事で、「家にいても息がつまるから働きたい」という女性にお会いしました。

当時はその気持ちがよくわかりませんでした。

シュフになってから、人との接点が急減しました。

(「社会との接点がなくなった」とも言えるかも)

特に外出する用事がなければ、家族以外の誰とも話さない日もあります。

ひとりでいることが嫌いな人にとってはとてもツライと思います。

これが配偶者の転勤などでまったく土地勘がない町での生活となればなおさらだと思います。

家事は単調で代りばえしないので、もしかすると「自分は何をしているんだろう・・・」という感覚に陥ってしまうこともあるかもしれないです。

ぼくの場合は、ひとりでいることが苦ではないので、正直気にはなりません。

ただ、会話の機会がないのでローカルな情報が入ってこないです。

地元にいながら地元のことが全然わからないで過ごしています。

(困るかと言われれば、困ってはいないのでデメリットにはならないかな)

人と会わないことについては、精神衛生的に組織の負のオーラに毒されないという点はプラスだと思います。

視線が冷たい

どんなにキレイごとを言っても、「仕事は男、家事育児は女」という価値観は残っています。

特に、田舎はその傾向が強いように思います。

初めのうちはどうしても世間の冷たい視線が気になりました。

「侮蔑」という単語がしっくりくる感じです。

あと、「男のくせに家事をしている」ことよりも、

「男のくせに仕事をしてない」ことへの非難もあるかと感じています。

カナヘビ

仕事をしていないことは男としておかしいのかもしれませんが、
毎日会社の言いなりになっている方が人間としておかしくないかな、
と思います。

いずれにしても、既成の価値観からの「はみ出し者」として認識されていることは間違いないです。

表舞台に立つことがないのでまだ体験できていませんが、

恐らく今後仕事をするとかお金を借りるとかの時に、

「社会的な信用がない」こともデメリットになりそうだなと思っています。

男性がシュフにならない理由はセケンテイ

女性でなければできない家事、女性でなければできない育児って、授乳とかを除けば実はほとんどないですよね。

そして、女性の方が生まれつき家事や育児に向いている、ってこともない。

そう考えると、何らかの理由で夫婦のどちらかがシュフにならないといけない場合、

男性がシュフにならない理由は、実は単なる「セケンテイ」だと思っています。

世間様の目さえ気にしなければ、自分の家庭がうまくいきさえすれば、男性シュフでOKだと思います。

例えば、妻が一人で高収入を得られる家庭であれば、

夫がシュフになった方が合理的ですらあると思います。

夫がシュフをした方が、家庭での妻の家事負担を減らせるし、

そのことで妻はより仕事に専念することができるし、

キャリアを上げることができれば待遇も給料も上がる。

家庭内では余計なケンカも減るし、子どものケアも夫ができるので、

世間での夫の評価が下がるだけで、その家庭はうまく回るんじゃないかと思います。

まとめ

子どもに時間をかけることができているので、自分にとっては、

シュフでいることはメリットの方が大きいと思っています。

家族を養うためにはお金が必要なのは仕方ないとしても、

そのお金のために家族を犠牲にして働くのって、やっぱり違うと思うんです。

キレイごとだとしても。

(これまでの犠牲の仕方があまりにひどかったので、反省の念も込めて)

幸せのカタチは人それぞれ。

親でも、上司でも、世間でもない。

そのカタチを決めるのは、自分たち家族だけ。

カナヘビ

メリットとデメリットは、今後も追記していきたいなと思っています。

シュフのメリットデメリット

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