むつ市議会議員の高橋です。
今回のテーマは、
むつ市役所の幹部職員の懇親会費を、公費予算で支出してた問題
です。
言い換えれば、
市役所職員の飲み会代を、税金で払ってた
という話です。
概要
決算額
令和7年度決算額は、49万7000円です。
当初の予算では足りず、
17万2000円を他の予算から流用しています。
その結果の49万7000円です。

予算の科目
予算は「需用費」の中の「食糧費」に分類されます。
例えば、行事の際のお茶や弁当などを買う時は、この食糧費から支出します。
(食糧費がすべて悪いわけではありません)
いつから?
令和6年度から始めたということです。
高橋気づけなかったことは、自分も反省しています。
対象
この事業の名称は、「海上自衛隊連携推進事業」です。
つまり、対象となる懇親会は無制限ではありません。
自衛隊に関連するものだけです。
むつ市にとって自衛隊は大事なので、自衛隊に関連した場合のみ、支出の対象としているようです。
市側の言い分
自分は、この予算をやめるべきだと思っています。
ですが、市はそうは思っていないようです。
このことに対する市の見解です。
まずは担当課長
- 自衛隊とコミュニケーションを取るために、自衛隊の行事に参加する場合にのみ支出
- 単純に忘年会とかそういったものに支出してるものではない
- なので、市として問題ない
次に副市長
- 自衛隊と平事からの緊密な連携は、災害時の迅速な住民救助や危機管理の面で不可欠
- 部長級の、公式行事としての出席に伴う、食糧費の公費支出
- 行政の円滑な執行と、信頼の構築のための「正当な職務」
問題の要点
問題の本質はシンプルです。
市職員の飲食に税金を使っていいのか、
税金での飲食が市民の理解を得られるのか、
ということです。
元職員の自分の感覚としては、これはあり得ないと思います。
以前であれば、議論すらされることがない、門前払いの案件だったと思います。
高橋市民の要望に対し「予算がない」と言っておきながら、自分たちの飲み会の予算は確保してるなんて、言えるわけがないですから。
私の批判が、時代遅れだと言われればそれまでです。
でも、職員への食糧費の支出は、抑制するのが全国的な流れだったと思います。
懇親会への公費支出が、全国的に許容され始めているような風潮はありません。
これまで控えてきたものを再開したような業界の雰囲気も、感じられません。
役所内でどういう議論があったのか、
止める人はいなかったのか、
後ろめたさを感じなかったのか、
本当に市民の理解が得られると思っているのか、
本当に疑問です。
勘違いしてはいけないのは、「自衛隊だから悪い」とか、そういうことではありません。
どのような会であっても、市職員の飲み会代を公費で払うべきではない、ということです。
「李下に冠を正さず」です。
また、「自衛隊だからいい」「自衛隊だから特別」、という話も筋が通りません。
自衛隊は「むつ市にとって重要だから公費負担する」という理屈は、裏を返すと、「他の団体は重要ではないから公費負担をしない」ということになるからです。
むつ市役所は、相手に軽重をつけるのか?
そうなると、今度はすべての団体の懇親会が公費対象になりかねません。
高橋自衛隊との連携強化の必要性については、異論はありません。
今後もしっかり取り組むべきだと思います。
ただ、「連携強化」と「食糧費」は別モノだということです。
良いか悪いかは市民の声で決まる
これに関しては、最後は、むつ市民の皆さんの考え方次第になります。
法律上、食糧費での懇親会費の支出は、禁止されてはいません。
他自治体が禁止しているから、むつ市も禁止しなければいけないという決まりもありません。
なので、「市民の理解が得られれば」、むつ市では問題ないことになります。
市職員が税金でお酒を飲むなんて、市民の理解が得られるはずがない。
少なくても自分はそう思ってきました。
疑念を生むような言動は慎まなければいけない。
そう教わってきました。
たしかに気持ちはわかります。
懇親会と言えど、幹部にとっては仕事です。
羽目を外せる、プライベートの飲み会とは違います。
それを自費で、月に何件もとなると、キツイと思います。
でも、それを税金で補うなんてことは、「ない」と思います。
古い公務員の感覚としては。
さいごに
飲み会への公費支出。
これを正当だと思える、正当だと言える組織風土。
このことが、食糧費問題を通して見えた、市役所が抱える問題の本質かと感じました。
最近、議論が嚙み合わないのも、市役所が変質したことによるズレなのかもしれません。

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