むつ市議会議員の高橋です。
使用済み核燃料中間貯蔵施設の共用化について、
2026年10月6日、電力事業者から説明を受けました。
共用化はダメだという思いを、あらためて強くしました。
「共用化ってナニ?」という方は、コチラもご覧ください。

自分で文字起こしした議事録を掲載しますので、ご確認いただければと思います。
読んでいただいた上で、各々ご判断いただければと思います。
自分が「共用化はダメだ」と思った理由も、簡単に書きます。
ちなみに、これが事業者が提出した「中長期計画」です。
高橋A4たったの6枚という、意欲作になっています
議事録
一問一答ではなく、まとめて質問していますので、
読みやすくするために、質問の順序は変えています。
問題点
問題がありすぎて終わりが見えそうにないので、ごく簡単にまとめます。
計画に根拠がない
2090年まで使用済み核燃料を貯蔵する、重要な中長期計画のはずです。
なのに、その計画の根拠が示されていません。
どの原発の使用済み核燃料をむつに搬入するのか、不明。
稼働を想定している原発がいつ稼働するかも、不明。
3500トンという数字の積算根拠も、不明。
でもバックデータは教えたくない。
これで、何をどう審査検討しろというのか。
この計画では、東京電力の東通原発1号機、2号機も稼働すると想定されています。
でも、まだ建物すら建っていません。
あと、日本原電の敦賀原発2号機の稼働も想定されています。
でも、再稼働は「不合格」を受けています。
この計画のどこに、合理性があると言えるのでしょうか?
聞かれたことに答えない
都合の悪い質問には、一切まともに答えません。
2択の質問をしても、聞いてもいないことを長々と話す。
同じことを、何度でも繰り返す。
そのくせ、理解を得るために「丁寧に説明する」と言う。
詭弁でその場を乗り切ろうということなんでしょう。
でも、その姿勢はつまり、本気で理解を得たいとは思っていないという証です。
「説明をした」という「事実」だけがほしい。
ただそれだけかと。
高橋「説明した」=「理解を得た」にすり替えるのは常套手段
約束を守らない
2005年に締結した立地協定は、東京電力と日本原電の2社からのみ、搬入することにしています。
それ以外の電力事業者からの搬入はできません。
このことは、当時の住民説明会でも説明されています。

また、青森県議会において、東京電力の当時の社長も説明しています。
「全国の使用済み核燃料を貯蔵することはございません」と。

なので、共用化するならば、2005年の立地当時の説明がウソだということになります。
もしこの時、「2社だけでなく、全国の原発からも搬入する」と説明があったら、中間貯蔵事業は認められていなかったかもしれません。それくらい重要な協定で、それくらい重要な回答です。
明文化した協定書も、社長の発言も、意味をなさないならば、
一体何を信じればいいのでしょうか?
高橋契約時の説明と違う、契約書に違反している、でもペナルティはなし、なんてことがあり得ますか?
責任をとらない
当初予定していた搬入量が達成できないこと、
つまり、立地当時の約束が果たせないことの責任については、東京電力も日本原電も言及を避けました。
責任は誰にあるのか?
という質問をはぐらかす理由は、「答えたくないから」しかありません。
また、「責任」と言いかけてやめているところを見ると、
責任問題には言及しないということを、事前に打ち合わせして決めているんだろうと思います。
高橋契約内容を履行できず、やむを得ず次善策を考えるにしても、まずは責任の所在を明らかにするのが当然でしょう
共用化するのに立地協定を変えない?
2005年の立地協定があるから、今、むつ市で中間貯蔵施設が稼働しています。
なので、現状のまま共用化するのは、立地協定違反です。
もし、共用化するのであれば、立地協定を変更しなければいけません。
今回の議論を聞いていると、そのプロセスさえも省こうとしているように感じました。
ここまでくると、もう暴挙です。
考え方が、あまりに軽薄です。
「共用化すると決まってから、立地協定をどうするかを考える」
みたいなことも言っていました。
でも、共用化するかしないかの判断基準のひとつが、この「立地協定」です。
なので、議論の順番がおかしいです。
まとめ/すべて虚構
すべて「虚構」なんだと思います。
誠意とか誠実とかいう言葉も含めて。
核燃料サイクルの大前提である、六ヶ所村の再処理工場もまだ稼働していません。
稼働していない再処理工場、稼働していない原発、それらが稼働する想定で組まれた計画。
すべてが「想定」。
自分たちの望ましい結論に落ち着くための、都合の良い想定。
きっと、将来にわたって、これからも「想定外」を繰り返すんでしょう。
そう言えば、福島第一原発事故もまた、「想定外」でしたね。
市民の生命・財産がかかった原子力事業です。
何の根拠もなく、なんとなく雰囲気で決めていいものだとは思えません。
議員の仕事って、そんな無責任なものであるはずがないと思っています。

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