完全ネット選挙を分析!|ターゲット・経費・ブログ閲覧データとか|2023.10.1むつ市議会議員選挙

選挙結果分析

こんにちは!

高橋征志です。

この度の選挙、初挑戦で当選させていただくことができました!

応援いただき、大変ありがとうございました!

たくさんの方にご投票いただき、今さらながら責任の重さに緊張しています。

ニュースにも取り上げていただきました。

今回の選挙カーもポスターも使わない選挙。

自分なりに勝因を分析したいと思います。

あくまで自己分析ですのでご理解ください。

アカハライモリ

隠しておかなくていいの?

高橋征志

オープンにした方が若い人の参考になるよね

目次

選挙でやらなかったこと

今回の選挙でやらないと決めていたことです。

選挙活動でやらないこと
  • 選挙カー
  • ポスター
  • 看板
  • 街頭での手振り
  • 街頭演説
  • ビラ
  • 知り合いへの投票依頼

①~⑥については、「投票する候補者は主張内容で決めるべきであり、イメージの刷り込みで決まるべきではない」と思っていたからです。

⑦については、「自分がやられて嫌なことは他人にしない」という自分の信条です。

結果的にどれも差別化につながったのではないかと思います。

勝因

選挙で当選できた要因は大きく4点だと思います。

同じ疑問・同じ問題意識を持っている方がたくさんいた

PTA問題、隠れ教育費、硬直化した議会の改革をテーマにしました。

表立っては言えないけど、本当はそう思っていた。

そういう方が、実はたくさんいたということだと思っています。

ぼくが何かすごい特別なことをしたわけではなくて。

PTAや議会への不満なんて、一個人では言いづらいです。

当たり前ですよね。軋轢を生みかねないので。

それを真正面から問題提起する変わり者が現れた。

しかも選挙を通して。

だからこそ「他にも言いづらいことを言ってくれそう」という期待に変わったのではないかと思います。

議会が硬直化し、期待感が持てないことへの反発であったかもしれません。

高橋征志

「コイツはヤベーやつだ」ってなるはずなんです。議会が正常であれば

【持論】若者は政治に無関心ではない

「若者が政治に無関心」と選挙の度に言われます。

確かに、毎回投票率は低いです。

でも、それは投票したい候補者がいないからではないかと思っています。

今回の選挙を通じて、ぼくの主張への共感や、なんとかしたいという思いを感じるメッセージを何件もいただきました。

みんな、現状のままで良いとは思ってない。

みんな、何とかしないといけないと思っている。

でも、その想いを託せる立候補がいない

投票するということはその候補者を信任したことになります。

「この人であれば何とかしてくれる。」

そういう人が誰ひとりいない。

そういう時、「誰も信任しない」という意思表示で無投票を選択するのではないでしょうか。

誰でもいいからテキトーに投票するのではなく。

なので、若者の投票率低下は、全員不信任、つまり「議員にふさわしい人はひとりもいない」という積極的意思表示と捉えるべきではないかと思っています。

そういう意味では、若者が悪いのではなく、その責任は、ぼくも含めた立候補者にあると思います。

自分の考えを自分の言葉にのせた

自分が思っていること、考えたことをそのまま自分の言葉で書きました。

誰の指示もないので、思ったことを自由に書けました。

ぼくは正論、原則論を吐き続けてきたので、そういう点で共感できるところが多かったのかと思っています。

反面、誰の事前チェックも受けることができないのは正直不安でした。

少しズレますが、太宰治の『人間失格』がどうして何十年も読者の心をとらえるのか。

ぼくは、太宰が自分の弱いところも含めて自分の言葉で正直に書いたからだと思っています。

選挙戦中盤、作業が少し止まった時、ふとそういうことを思いました。

選挙公報からブログへの流入

ぼくは自分の主張に共感してくれる人はいると信じていました。

PTAに悩んでいる人、議会に疑問を持っている人がいることを知っているから。

ただし、問題は知名度です。

選挙カーもポスターもないので、そもそも立候補していることすら知られないかもしれない。

高橋征志

存在していないことになってしまうかも

なので、市内の全世帯に配布される「選挙公報」は、がんばって作りました。

目を引くためには、以下の点で差別化を意識しました。

  • 文字と背景の白黒を反転
  • フォントを一般的なものより少しポップに
  • ごちゃつかないようシンプルさを意識
  • 全部を主張できないのでQRコードを貼付

結果的に、新たにこのブログを見ていただいた方(新規ユーザー)約2000人のうち、

約50%がQRコードからの流入でした。(SNSからの流入は約30%)

新規ユーザー数が最も伸びたのも、選挙公報が各家庭に配布された9/27でした。

敵失

他陣営が従来の戦い方を変えられなかったこと。

これはぼくにとって、結果的に追い風になったと思います。

たった1人の弱小陣営。

叩きつぶすのは簡単だったはずです。

でも、ぼくにここまでの身勝手を許したのは、従来のやり方では想像できないような戦い方をしたから。

もちろん意図的ではありましたが、セオリー通り選挙カーに固執した結果、票を手放した候補者もいたと思います。

選挙管理委員会には「選挙カーがうるさい」という苦情が多く寄せられたそうです。

「やっとの思いで寝かしつけた赤ちゃんが選挙カーで起きてしまったから、選挙カーを使っている候補者には絶対投票しない」というツイートも目にしました。

高橋征志

この怒りは、子育てしてないと理解できないと思います

結果的に、差別化を意図した、ぼくの主張や戦い方が際立つことになってしまった。

なので敵失かなと思っています。

弱者の戦い方のイメージ

絶対に不利な選挙戦ですが、2つの事例をイメージしていました。

ひとつは、ベトナム戦争でのゲリラ戦。

米軍の火力は圧倒的でしたが、最終的に米軍は勝利を得ることなく撤退しました。

戦争の勝敗を決めるのは、火力の優劣でも、それぞれの戦闘での勝利でもありません。

最終的な目的を達成することです。

もうひとつは、野村ID野球全盛期のヤクルトスワローズの戦い方です。

ぼくはヤクルトファンというかノムさんファンなので、本がたくさんあります。

投打に戦力が厚い巨人には真正面からぶつかっても勝てない。

そのため、従来のセオリーにはない戦い方をしました。

また、ペナントレースで優勝するという目標のためには、140試合すべてに勝つ必要はない、とも書いています。

ターゲット

今回の選挙にあたっては、主張を訴えるターゲット層も意識しました。

訴えたいことは、主に教育と未来の議会のあり方でした。

また、自分の議員活動を通して、4年後の選挙に若者が多く立候補してほしいと思っていました。

なので、主張を伝える層を、自分と同年代か、それより下の世代に設定しました。

主張を伝える手段、有権者が情報収集する手段も、紙ではなくスマホを意識しました。

ぼくらの世代は、投票先を考える時、わざわざ街頭演説を聞きに行かないと思います。

朝仕事に行って、夜帰ってきて、ご飯たべて、お風呂に入って、寝る。

その1日のサイクルのスキマ時間、昼休みや寝る前にスマホを見る。

だからその時に読めるよう、Xに投稿しておく。

「選挙でも行くかー」と思った時、選挙公報を開いてぱっと目についたQRコードを読み込んでもらう。

そういうイメージでした。

SNS

X(Twitter)に特化した理由

SNSはX(Twitter)とフェイスブックを使いましたが、最終的にはXに特化するカタチになりました。

理由は拡散力です。

ぼくの弱点は知名度です。

それを補うためには、強い拡散力が必要でした。

フェイスブック(少しだけ)

フェイスブックはどうしても内輪のイメージがあります。

拡散力強くないと思います。

それに自分はもともとフェイスブックに興味がなく、アカウントはありましたが、投稿したことすらありませんでした。

なので、新しく書いたブログ記事のリンクを貼る程度にしました。

インスタグラム(使わなかった)

インスタは当初使う予定でしたが、やめました。

なぜかというと、ブログというテキスト媒体で勝負する自分にとって、インスタは相性が悪いと気付いたからです。

残念ですが、ぼくの主張をキラキラしたイメージに載せて発信することはムリだと判断しました。

youtube(手が回らなかった)

youtubeは、使いたかったけど使えませんでした。

若い人に訴求するためには、テキストより動画の方がいいと思いました。

ただ、残念ながら動画制作のノウハウもなく、イチから勉強するには時間が足りませんでした。

他陣営の動向

今年の青森県内の選挙を見て、SNSでの選挙活動が主流になると思っていました。

なので、自分の作戦が埋もれてしまうかもしれないという懸念もありました。

特にyoutube相手では歯が立たないと。

でも、結果的に、ほとんどの候補者がSNSを使いませんでした。

検索してみましたが、Xよりもフェイスブックへの投稿が多め。

発信内容は今日の活動報告や街頭演説のお知らせが中心。

実績や主張を訴える内容はほとんど見受けられませんでした。

なので、結果的に差別化できたのはラッキーでした。

経費|使ったのは120円

先に結論です。

今回の選挙でかかったお金は、120円です。

アカハライモリ

桁まちがってるんじゃない?

高橋征志

いえいえ、10円玉が12枚です

これは、コンビニで選挙公報をプリントアウトする時の印刷代です。

高橋征志

家のインクジェットだとキレイにいかなくて・・・
何回もやり直して計12枚印刷した分の経費です。

厳密に言うと

厳密にいうと、これが実際にかかった経費です。

  • 供託金 300,000円(選挙の収支報告書には含めなくてOK)→当選したから返金!
  • 戸籍代   450円(選挙の収支報告書には含めなくてOK)
  • 印刷代   120円

選挙用に新たに何かを買うことはありませんでした。

選挙事務所は自宅なので、新たな賃料はありません。

このブログのレンタルサーバーの使用料は年間1万円程度ですが、もともと以前から契約しているもので新たな経費にはなりません。

お金をかけないでどこまでできるか。

これも今回の選挙で重要なポイントでした。

若い人が政治参加を断念する大きな要因のひとつがお金だと思ったからです。

もし、お金の制約がなければ、もっと気軽に立候補できるはずだと思います。

高橋征志

人を雇うとお金がかかるんですよね・・・

ネットの強み

実際にやってみて感じた「ネット選挙の強み」について考えてみたいと思います。

一度発信すれば、いつまでも稼働してくれる

たった1人で活動する自分にとっては、これが一番の強みだったと思います。

屋外での選挙活動は8時から20時までと決まっています。

一方、ブログ記事もSNS投稿も、一度アップするとずっと残ります。

深夜であっても主張を届けることができます。

また、投票日当日も選挙活動ができませんが、ネットやSNSは、新たな投稿をしなければ以前の投稿はそのまま掲載していいことになっています。

なので、主張を訴える術を持たない他の候補者と差別化が図れたと思います。

10/1投票日当日のブログの閲覧データ

  • 新規ユーザー(視聴者) 210人
  • ページビュー 1280回
高橋征志

選挙活動できない日に、210人とお話しできたと思うとスゴイですよね

双方向のコミュニケーションもできる

街頭での選挙活動の強みは、市民と直接コミュニケーションがとれることだと思います。

でも、ネットやSNSでも双方向のコミュニケーションはできました

これは大きな発見でした。

ブログにコメントをいただくこともありましたし、Xへのリプライもありました。

だからネットやSNSでは市民の声を拾えないというのは幻想のようです。

むしろ、限られた街頭演説の時間の中では、候補者にアレもコレも聞くことは難しいように思います。

高橋征志

相手の時間の方が気になって、自分の方が気兼ねします

むしろ、ぼくら世代ではネットやSNSの方が気軽に質問できるのではないかとも思います。

すぐに発信できる|修正も可能

ブログもSNSも、思いついたことを書いたら、すぐに投稿できます。

誤字だけでなく、読み直してわかりづらいと感じたところも、すぐに直すことができます。

選挙用のビラなどは、原稿を作って、印刷して、ポスティングしないといけないので、リアルタイムでの発信は難しいです。

データ分析が可能

ネットの良いところは、どれだけの人に読んでいただいているか、データを分析できることです。

従来の選挙活動では、どれだけの人に届いたかを計測する客観的な指標がありません。

選挙期間中のデータを少し紹介します。

高橋征志

グーグルアナリティクスを使っています。
個人を特定できるデータは一切ありませんのでご安心ください。

指標データ
ページビュー12,400PV
新規ユーザー(視聴者)2,073ユーザー
うちQRコードから→1,017ユーザー
うちSNSから→681ユーザー
最も増えたのが9/27(選挙公報が配布された日)
閲覧デバイススマホ86%
9/24-10/1のブログ閲覧データ

不確定要素があるので表には記載できませんが、閲覧場所はむつ市が多く、年齢層は35歳~44歳と25歳~34歳の層が多いようです。

高橋征志

結果的にイメージに近いカタチになっていました

さいごに

忘れてしまう前に、自分の初めての選挙戦を振り返ってみました。

偉そうにいろいろ書きましたが、多分に運の要素が強いと思います。

次同じことをして勝てる保証もありません。

ただ、「そんなやり方絶対ムリ!」はひっくり返すことができたと思います。

若者すべてが政治に無関心で、若者すべてが今のまちの現状に満足している。

そんなことはないと思います。

きっと多かれ少なかれ危機感を抱いているはず。

ネットやSNSは、そんな人たちに想いを届けることができます。

そして、なによりたった1人でもできます。

本当に大切なのは、地盤なんかではなく、地域への想いなはずです。

選挙結果分析

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