こんにちは!
むつ市議会議員選挙に立候補中の高橋征志(たかはしまさし)です。
今回が初めての選挙です。
お金はありません。
地盤もありません。知り合いに政治家はひとりもいません。
じゃあどうやったら勝てるのか?
自分なりの戦い方があります。
戦略 strategy|「投票に行かない人」に訴える
ぼくにはお金も地盤もないので、正攻法ではベテラン議員に勝てない可能性が極めて高いと自認しています。
それなのに選挙に出るのでバカと呼ばれても仕方ないです。
じゃあどうするの?
ぼくが主張を届けたいのは、次のような人です。
- 選挙に関心のない方
- 選挙に行っても意味がないと思っている方
- 議員なんてどれも同じだと思ってる方
- 投票に行くつもりのない方
恐らく投票率50%前後になると思いますが、それでは反対に50%の票が死んでしまっている計算になります。
特に、投票率は若いほど下がる傾向にあります。
4年前の市議選における、18歳~44歳の層の動向です。
(ぼくと同年代の小学生の子育てをしている年齢層までを想定しています)
- 平均投票率 42.39%
- 有権者数 14,581人
- 投票者数 6,499人
- 無投票の人数 8,082票
これからのまちづくりの主役である若者層の8000票が死んでいる計算です。
だからこの人たち、選挙に関心のある層ではなく、まったく関心のない層に訴求したいです。
当選ラインはおよそ800票です。(後述します)
「10代から40代の5.5%」「前回投票に行かなかった若者の10%」が投票してくれれば当選できるはず。
だから、その人たちに訴えるには、
選挙カーで叫んでも、キレイなポスター貼っても、街頭で手を振っても、意味がないんです。
だって見ないでしょ。投票に行くつもりがないんだから。
なので、仕事や家事の合間に、このブログやSNSの投稿を読んでいただくことにこそ意味があります。
スマホがない高齢者への訴求ははじめからあきらめています。
そもそも「PTA退会」や「隠れ教育費減額」といったぼくの主張は響かないはずなので。
戦術 tactics 1|選挙活動でやらないこと
- 選挙カー
- ポスター
- 看板
- 街頭での手振り
- 街頭演説
- ビラ
- 知り合いへの投票依頼
選挙カーもポスターも一切使いません。
街頭で手も振りません。
このブログとSNSだけで戦います。
なので、「高橋征志って見かけないけどヤバイやつ?」
と聞かれたら、ぜひこのブログを紹介してほしいです。
選挙に関心がなければ、選挙カー/ポスターよりスマホ
選挙カーって迷惑じゃないですか?
応援している候補者ならまだしも、知らない候補者がきたらうるさいだけですよね。
選挙に関心がない人、誰が議員になっても同じだと思っている人にとっては、なおさら。
同じように、ポスターも看板も視界がうるさいだけです。
ぼくが他の候補者同様に選挙カーやポスターを利用したとしても、
ぼくが主張を訴えたい層にとっては、単なるノイズにすぎません。
でも、スマホは使うはずです。
なので、選挙カーやポスターではなく、ブログとSNSで勝負します。
論理的じゃないですか?勝てるかどうかは置いといて。
イメージの刷り込みで投票させられる愚かさ|選挙カー/ポスター/看板/手振り
みなさんは投票する候補者をどうやって選びますか?
- ポスターの見た目?
- 運転中に見かけた看板の見た目?
- 選挙カーから聞こえるノイズ?
- 選挙カーを何度も見かけたから、がんばってるっぽい?
- 見た目が清潔感があって誠実そう?
- 街頭で車に向かって手を振ってた?
これらで投票先を決めるということは、何となくイメージで決めているということです。
もっと言うと、顔や名前、イメージを刷り込まれているだけです。
実際、こういうのは、議会での仕事にまったく関係ありません。
ポスターを見て、4年間何をしてくれるのかわかりますか?
雨の中、傘もささずに手を振っていたよ。
だからナニ?
繰り返しますが、選挙カーやポスターで投票先を決めるということは、イメージだけで決めていることになります。
それだと候補者の思う壺です。
バカにされています。
仕事はロクにできないけど、イメージで集票したい。
だから良いイメージを刷り込んでやる。
候補者の手のひらの上で踊らされて満足でしょうか?
だから、ぼくは選挙カー、ポスター、看板は使いません。
「イメージの刷り込み」という戦い方はしません。
主張を十分に伝えられない|街頭演説/ビラ
街頭演説もしません。
正直、してもいいかなとは思います。
でも、このブログに書いていることすべてを、1回の街頭演説で伝えることは不可能です。
さっき聞いた演説はたった10分でした。
最初から最後まで聞いてくれる人もいないでしょう。
それだと断片的にしか伝わりません。
それに、平日の日中に街頭演説を聞ける人は限られている。
結局は「街頭演説がんばってるな」的なイメージ刷り込み戦略になってしまう。
それだと意味がないんです。
あと、自宅にポスティングされるビラも使いません。
紙一枚で伝えられる内容は限られているからです。
確かに、目に留まる確率は高まると思います。
でも、印刷できる枚数は4000枚と決まっています。
それに、まっすぐゴミ箱に行く可能性だって否定できません。
だから、街頭演説やビラの原稿を書いているヒマがあったら、
ブログやSNSでひとつでも多く投稿したいと思います。
主張で勝負する。
それが選挙の本来の姿だと思うからです。
広く浅く人の関心を集めるのが選挙の常道であれば、あえて狭く深く主張を訴えたい。
地盤も知名度のない新人です。
ベテランと同じ戦い方でいいわけもありません。
自分が嫌なことは人にもしない|知り合いへの声かけもしません
みなさんは、知り合いに「〇〇さんに投票して」とかお願いされたらどう思いますか?
ハッキリ言いますが、ぼくは嫌です。
投票というのは個人の権利です。なんで他人に決められないといけないのか。
それに、普段接点がないのに、選挙の時だけ近寄って来るなんて気持ち悪くないですか?
だからぼくは、人に投票のお願いはしません。
友人にも親戚にもしません。
それで落選したら仕方ない。バカだと言われても。
戦術 tactics 2|武器は主張内容|脱イメージ刷込で差別化
というよりも、みなさんは新しい議員に何を期待していますか?
どうせなら自分たちの街を良くしてほしいとは思いませんか?
それなのにイメージで決めるんですか?
それでむつ市の未来は本当に大丈夫ですか?
でも、たしかに有権者の立場からすると、誰に投票していいか困ることがあります。
だって決め手がないから。
立候補者がみんな、同じようなことを言ってるから。
それは立候補者側に原因があると思います。
公約の内容も何となく似ているし、具体性に欠けていて何がしたいのかがよくわからない。
主張の内容で判断したくても判断できない。
だからイメージで決めざるを得ない。
そんなことでまちの未来が良くなるわけもなく・・・
そんな現状も変えたいです。
だから、主張の内容で勝負し、差別化を図ります。
野村克也氏(ノムさん)は著書で、野球の配球について
「困ったら原点(外角低め)」と述べています。
選挙の原点。
それは「主張の内容」だと思っています。
戦術 tactics 3|お金をかけない選挙|手続きも簡単|誰でも立候補できる環境へ
選挙カーやポスターを使うと、お金がかかるだけでなく、届出書類が非常に多くなります。
ポスターやビラは、内容の確認を事前に受ける必要があります。
雇用するスタッフは名簿を作成しないといけません。
選挙カーは警察への届け出が必要です。
選挙後は使ったお金の収支報告も必要です。
一方で、お金をかけなければ、書類の数を減らすことができます。
その分、本来の選挙に必要な主張内容の構成に時間をかけることができます。
あと、若者が選挙に立候補しづらい理由に、「お金がかかること」があげられると思っています。
供託金は30万円。
戻ってくる可能性はあるとしても、必ず用意しないといけないのは大きな負担です。
さらに看板やポスターを作るとお金がかかります。
それらを設置するためにはスタッフの人件費も必要です。
選挙カーを使うと、車両代に加え、運転手やウグイス嬢の人件費も必要です。
スタッフにはお弁当も出さないといけません。
選挙にかかるお金の大部分が、どうやら「人件費」のようです。
人件費を削るために、自分ひとりでできる範囲だけにすれば、お金はかかりません。
ぼくは供託金制度そのものに反対ですが、
選挙カーやポスターを使わなければ、最悪、供託金30万円だけあれば立候補できます。
立候補してみたら無投票で当選って可能性だってあります。
まずは立候補してみないと、何も始まらないんです。
票の分析 analysis|当選ラインは800票
予想当選ライン
前回の4年前の選挙の投票結果です。
- 有権者数 48,558人
- 投票者数 27,873人
- 投票率 57.37%
- 最下位得票数 839票(次点786票)
- 最下位得票率 3.01%
当選ラインの目安は800票、率は投票者の3%と見込んでいます。
投票に行く人の3%を取れば当選できる計算です。
たった3%のような気もしますが、これがとても難しいんだと思います。
逆に、これだけ獲得できる見込みがあれば、若い人でも安心して選挙戦を戦える計算になるということ。
ぼくにはそんなアテ、どこにもありませんが・・・
供託金が戻ってくればノーダメージ
30万円の供託金は、ある程度の得票があれば返してもらえます。
供託金没収ラインの計算式です。
有効投票の総数÷議員定数22×1/10=法定得票数(供託物の没収点)
前回の選挙を例にすると
【有効投票】 27,503票
【式】27,503÷22×1/10=125票(供託金没収ライン)
だから、これをクリアできれば供託金は返ってきます。
ぼくの場合、お金をかけない選挙をしていますので、このラインをクリアできればノーダメージです。
選挙を通して、一市民が自分の主義主張を正々堂々と公言できるチャンスを、無傷で得ることができます。
だから、立候補する価値はあると思っています。
課題|致命的な知名度のなさ
そうはいっても、簡単にいかないのが選挙だと思います。
ぼくの場合はまったく知名度がありません。
知り合いの支援もありません。
ネットとSNSだけで選挙活動します。
だから、このブログやSNSアカウントが知られなければ、
そもそも誰にも訴求できないことになってしまいます。
どんなに正論を言っても、見てもらえなければ存在してないのと同じなんですよね・・・
参考 others|選挙カーもポスターにも税金が使われています|選挙公営
選挙カーやポスターを使わないことは、税金をムダにしないことでもあります。
なぜなら、費用の一部に税金による補助が入っているからです。
気になる方はこちらをご覧ください。
うるさいだけの選挙カーにも税金が使われています。
心外ですよね。
一緒に変えてみませんか?
まとめ
ぼくが主張を届けたいのは、次のような人です。
- 選挙に関心のない方
- 選挙に行っても意味がないと思っている方
- 議員なんてどれも同じだと思ってる方
- 投票に行くつもりのない方
若者の投票により若い議員を増やすことができれば、市政は着実に変わると思います。
市政において大事なのは、口先だけの言葉じゃなく、暮らしが変わったという実感です。
ぼくも議員になったら老議員の何倍も働いて世代交代を促しますので、今回はぜひ投票に行ってみませんか?
お金も地盤もない選挙戦。
戦場に例えるならゲリラ戦です。
数や火力にものを言わせた浸透作戦はできません。
神出鬼没で相手の弱いところを攻める。
それしか勝ち目はありません。
最終目標は選挙に当選すること。
必成目標は供託金没収ラインまで攻め上がること。
当選できなくても供託金没収ラインまで辿り着けばぼくの勝ち。
PTAの異常性、隠れ教育費、議員の資質などの問題提起を、ノーダメージでできたことになります。
逆に、供託金を没収されればこの選挙戦は敗戦。30万円の損害です。
「選挙は主張内容で」という正論がどこまで通用するか。
自分ひとりでどこまでできるのか。
実験でもあり挑戦でもあります。
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