こんにちは!
むつ市議会議員選挙に立候補中の高橋征志(たかはしまさし)です。
職業は?
と聞かれたら「シュフ」と答えることにしています。
カタカナでシュフ。
だって「主婦」と「主夫」、分ける必要ありますか?
「看護婦さん」って言い方だってもう時代遅れなのに、
なぜ主婦と主夫の区別が必要なのか?
という理由で「シュフ」を勝手に名乗っています。
男女平等。男が家事するのも当たり前。
男のくせに
男のシュフについては、常に「男のくせに」が付きまといます。
家事は女の仕事。
これは完全に固定観念です。
家事は男でも女でもできます。
うちの場合、妻が資格を活かし、妻にしかできない仕事、ぼくには決してできない仕事をしています。
一方、役所時代のぼくの仕事は事務職なので、誰でもできる仕事でした。
いつでも交換できるただの部品ですね。
女性だからと言って、その人にしかできない仕事をあきらめる。
どう考えても理不尽です。
昭和の時代はそれが当たり前だよ
そう言われるかもしれませんが、
昭和はとっくの昔に終わっているので、もはや言い訳にすらなりません。
「青森はまだ昭和だ」と言われると返す言葉もありません・・・
女性を当たり前のように犠牲にして成り立つ社会はイヤなので、
専業シュフはぼくに合っていると思います。
多様性と男のシュフ
「男だから」「女だから」というステレオタイプは、多様性を失うことにつながります。
地域全体から多様性が失われると、当然活気もなく、住みづらい町になります。
閉鎖的で固定化した価値観の中では、キャリアを積む女性そのものが排斥の対象になりかねません。
そんな町に誰も住みたいとは思わないでしょう。
「内助の功」がもてはやされる、そんな時代は終わったはずです。
「男女平等」。それを自ら行動で示せるのが、男の専業シュフです。
最初の頃は恥ずかしさもありました。
スーパーでの買い物にも抵抗がありました。
なんせ視線が冷たいので。
でも料理も家事が一通りできるようになったし、冷静に思考できるようになれば、もう大丈夫。
そもそも、恥じる必要すらなかったのです。
「男がシュフをして恥ずかしい」これこそが固定観念ですよね。
「男は仕事、女は家事」が、無意識ながらぼくにもあった証拠です。
男女平等なんだ。男が家事して何が悪い。
バカにされても、それだけはハッキリ言えます。
子どもにもそう教えています。
男を立てろ?
女は下がって男を立てろ
むつで生まれ育った女性は、特にそういう風土の中で生きてきたのではないでしょうか。
自分の夢を諦める。
2分の1の確率で女性に生まれただけで。
家庭に入って家事と育児に追われる毎日。
女性に生まれただけで。
本当にそれでいいの?
そんなわけ、ないだろー!
夫婦のどちらが中心的に家事育児をするか。
それは夫婦で決めることなので一概には言えません。
ただ、世間体にばかりこだわると、必然的に「家事は女性」に引きずられていきます。
むつのような閉鎖的な地域では特に。
でも、堂々とシュフを名乗る男がいたら。
「男女平等は都会の話」
そんなことで片づけられなくなりますよね。
女性はもう「家庭の天使」ではありません。
4年後の選挙に立候補する女性が増えてほしい
ビジネスも地域課題も、いろんなアイディアこそがブレイクスルーを生み出します。
家事も子育てもしたことがないおじさんに任せてきた市政。
その答えが、今のむつ市の現状です。
ぼくは「若者の立候補者を増やす」を公約にしています。
「若者」は当然、女性もです。男性だけじゃありません。
シュフやパートで働いている女性でも、議員を目指す方が増えてほしいなと思っています。
子どもが熱を出したら休める議会にすればいい。
用事があったらオンラインで参加できる議会にすればいい。
子どもの預け先がないなら一緒に連れて来れる議会にすればいい。
子どものお迎えのために退席できる議会にすればいい。
そもそも家庭優先で気兼ねなく休める議会にすればいい。
議会が働きにくそうな場所であれば、変えていけばいいんです。
議会を休むというのは、仕事をしないという意味ではなく、他の議員や議会事務局などがバックアップできるはずと言う意味です。
家事も子育ても、当たり前のように奥さんに任せてきたおじさんたちに、
子育てしながら仕事や家事をこなす女性の気持ちや苦労がどこまでわかるでしょう?
4年後、立候補するのは、ぼくじゃなくてもいいんです。
まとめ|「男は仕事、女は家庭」は固定観念
「先入観は罪、固定観念は悪」
プロ野球監督だった、野村克也氏(ノムさん)の言葉です。
野球をするにあたって先入観や固定観念がどれほど悪影響であるか。
著書の中で何度も問いかけています。
ジェンダーについても同じだと思います。
「男は仕事、女は家庭」
そんなものは昭和の残滓です。
そんな時代はとっくに終わりました。
そんな古い価値観は個人の人生だけでなく、地域全体にとって害悪です。
ぼくの本業はシュフ。
落選しても、当選しても。
当選しても?
好きなことをやらせてもらうことになるので、家のことは今まで通り、ぼくがやります。
できるだけ、妻が仕事や趣味を自由にできるように。
もう恥じることはないです。それがうちのスタイルですから。
さぁ、今日はからあげだ!
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